宮城の高校球児3選手が独立リーグへと羽ばたく。仙台商・石橋悠投手と小牛田農林・佐々木玄内野手はルートインBCリーグの福島レッドホープスへ、柴田・藤田大和投手(いずれも3年)は四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに入団する。新天地での成長、活躍を誓い、3選手とも『NPB入り』という目標に向かい歩んでいく。
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「佐々木のようなホームラン打者になりたい」という野球選手が出てくることを願い、本塁打を量産して存在感をアピールする。
小牛田農林の同級生の中で、佐々木だけが野球を続ける選択をした。夏以降の練習では後輩と一緒に汗を流す日々。「付き合ってもらって、結果を出して恩返しをしたい」と、周囲の期待に結果で応えていく。
野球を続ける環境としてさまざまな道がある中、「野球一本に打ち込みたい」と独立リーグ入りを志願。トライアウト受験を経て、入団が決まった。地元東北の球団。チームカラーに込められた「より情熱的に」という思いは、自身の追い求めているものにも通じていた。
練習生として入団する佐々木にとって、支配下登録が最初のクリアすべきハードルとなる。「諦めなければ終わりじゃない。やることをしっかり準備しておけば大丈夫」。ウエートと食事トレーニングに励み、一昨年の冬から10キロ増加したフィジカルで、打球の飛距離も伸びた。コース分けの素振りで正確性にも磨きをかけ、チーム合流の日まで万全な準備を進める。
夢の舞台へと1歩近づいた。「今度は憧れを持ってもらえるような立場になる。自分の気持ち次第でプロにもいけるんだと(自分をみて)思ってもらえる存在になりたい」と公立校の星になるべく、フルスイングで魅せていく。【高橋香奈】
◆佐々木玄(ささき・げん)2006年(平18年)6月16日生まれ、宮城県美里町出身。4歳から中埣少年野球クラブで野球を始め、小牛田中では軟式野球部でプレー。小牛田農林では1年秋からレギュラー。180センチ、80キロ。右投げ右打ち。50メートル走6秒5。好きな言葉は「環境が違うから」。好きな有名人は朝倉未来。好きな食べ物はオムライス。