<高校野球春季千葉大会:習志野4-0市船橋>◇3日◇準決勝◇千葉県天台野球場
習志野が市船橋を破り、6年ぶり13度目の関東大会出場を決めた。
4回1死三塁から有友尚応捕手(3年)の中前適時打で先制すると、5回には2死球から2連打で3点を挙げ市船橋を引き離した。
先発の向井脩人投手(3年)は力強い直球を軸に、変化球を低めに集め、5回まで無安打投球。「変化球でカウントが取れ始めてから、自分のピッチングも楽になった。点数が入るまでは絶対に0で抑えようと思って投げました」。8回途中からは、足がつりそうになりベンチに戻ると、小林徹監督(63)から「代えるつもりはないからね」と声をかけられると闘争心に火がついた。「でしょうね、って思いました(笑い)。僕も絶対にマウンドを譲る気持ちはありませんでした」。最終回はもう1度ギアを入れ直し、2三振と右飛で試合を締めくくり、9回を3安打12三振を奪い完封勝利。市船橋の海上雄大監督も「(向井投手は)真っすぐも走っていたし、しっかりとコースを使われていた。ナイスピッチングでした」と脱帽した。
今大会前、小林監督は「経験値が低いチーム。結果として勝てば、君たちの経験値が上がるよ」と、選手たちに話したという。1試合ごとに成長する選手たちを前に「公式戦ならではの経験を糧にしていると思いました」と目を細めた。明日の専大松戸との決勝戦。そして春季関東大会。多くの経験を積み、夏へ向かう。