<高校野球愛知大会:豊橋中央6-1杜若>◇23日◇準々決勝◇岡崎レッドダイヤモンドスタジアム
プロも注目する豊橋中央(愛知)の松井蓮太朗捕手(3年)が好リードと決勝打を披露し、同校を17年夏以来8年ぶりの4強入りに導いた。
幼なじみでエース右腕の高橋大喜地(だいきち)投手(3年)は9回を17奪三振3安打1失点の快投。巧みな投球術で、県高野連の記録担当者も「記憶の中では見たことがない数字」という9者連続三振も奪った。試合後、女房役は「大喜地のおかげ」と笑顔で脱帽した。
投のヒーローが高橋ならば、打のヒーローは松井だ。相手チーム杜若の先発はプロ注目右腕の長塚陽太投手(3年)。「制球がすごく良くて厳しい球が多かった」。それでも1-1で迎えた8回1死満塁、チェンジアップをミート。勝ち越しの左前適時打でこの回5得点の猛攻を呼び込んだ。愛知豊橋ボーイズ時代は今春センバツ優勝校、横浜(神奈川)の主将・阿部葉太外野手(3年)とチームメートだった。2人は昨秋、甲子園での対戦を約束。目指すは愛知の頂点のみだ。
この日は萩本将光監督(42)の結婚10周年記念日。松井は指揮官にウイニングボールを手渡すと、もう1度、気を引き締めた。準決勝の相手は愛工大名電。「私学4強(中京大中京、愛工大名電、東邦、享栄)を倒して、甲子園に行きます」と力強い。【中島麗】