<WBSC U18W杯:日本9-1台湾>◇13日◇スーパーラウンド◇沖縄セルラースタジアム那覇
試合後、日本代表がベンチ前であいさつをした後、スタンドからトランペットでバースデーソングが、観客の手拍子とともに演奏された。祝われたのは、この日が誕生日だった下重賢慎投手(3年=健大高崎)。「自分の人生の中で、こんなこと、この先あるかないかだと思う。感謝したいです」。笑顔でスタンドに手を振った。
18歳の誕生日にマウンドに上がると、力強いまっすぐと多彩な変化球を制球良く投げこんだ。2回には為永皓内野手(3年=横浜)の送球エラーで1死二塁のピンチを背負うも、動じない。スクリューで遊飛。続く打者は真っすぐで見逃し三振に打ちとった。「ピンチで粘りの投球ができた。為永のミスを取り消せたのは良かったと思います」。チームのための投球が、安定感ある投球を支え、3回を2安打無失点と試合を作った。
リズムのいい投球に、初回から打線が爆発。2回までに10安打9得点。「初回から2点をもらって、最高のプレゼントだったと思います。特に森下には『祝わないぞ』って言われていたんですけど、なんだかんだ祝ってもらったので、かわいいやつだなと思いました」。チームの仲の良さをあらわすような、コメントで記者陣を笑わせた。
18歳のバースデーに世界の舞台で好投した。「最高のスタートが切れたと思います」。明日は世界一を達成して、最高の1日にするつもりだ。
日本・坂本(野手として先発し、7回に投手として登板)「楽しいマウンドでした。みんなが声をかけてくれたので、絶対に抑えるという強い気持ちで思い切り投げられました」