【U18】日本の野球を徹底し準V…勇退の小倉全由監督「こんな幸せな男はいません」感無量

グランドを引き揚げる日本・小倉監督(撮影・鈴木正人)

<WBSC U18W杯:日本0-2米国>◇14日◇決勝◇沖縄セルラースタジアム那覇

2連覇を目指した日本だったが、決勝で米国に敗れた。世界一には、あと1歩届かなかった。

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試合後にスタンドから「お疲れさま!」と声が飛ぶと、小倉全由監督(68)は「本当にありがとうございました」と何度も頭を下げた。2度目の高校日本代表監督を終え「自分はもうユニホームを着ることないですね」と静かに言った。

変わっていくものと変わらないものを追求した。「三高(日大三)で監督をやっていたときの野球とは違いますね。世界に出るとなかなか得点できない。バントや走塁を使った野球になりました」。4月に行われた代表合宿では選手たちに「バント練習はしっかりやってよ」と宿題を出した。今大会も、パナマ戦ではスクイズでサヨナラ勝利を決めるなど、バントと足を絡めるスモールベースボールと言われる日本の野球を徹底し、粘り強く戦った。

選手との接し方は変わらない。ホテルの廊下ですれ違うと「思い切ってやれよ」「信じてるぞ」と積極的に声をかけ、選手の心をつかみ勝利につなげた。

「ワールドカップのユニホームを着せてもらえて、こんな幸せな男はいません。高校生と一緒になって、世界一を目指した。幸せに感じてます」。最高の幕引きに、感無量の笑みを浮かべた。【保坂淑子】

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