<第16回全国高校女子硬式野球ユース大会:クラーク仙台2-0福知山成美>◇26日
圧倒的な女王の貫禄だった。クラーク仙台(宮城)が第16回全国高校女子硬式野球ユース大会(愛知、岐阜)で3連覇を果たした。決勝では今夏、選手権覇者の福知山成美(京都)に2-0で完封勝利を飾った。
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気づいたら頂点に上り詰めていた。片井凪海(ななみ)捕手(2年)は「いつの間にか優勝していました」。それだけがむしゃらだった。4番に座る主砲。打率4割7分1厘としっかりと仕事を果たした。「先輩たちと同じ景色を見られて本当に良かったです」と満面の笑み。片井は昨年から捕手へと転向。まだまだ成長途中で、今大会は一塁手がメインだった。それでも、2回戦ではスタメンマスク。大きな経験も積んだ。
中学までは投手と内野手でプレー。これまでは、何も考えずに捕手のミットに投げ込むだけだった。今は逆。配球を考え、投手をリードしなくてはいけない。「辛かった」と本音も吐露。それでも、投手経験が生きることも多々。「ピッチャーの気持ちがわかるのは強みだと思います。ストライクが入らない時などの辛さもわかるので」と寄り添う捕手になった。副主将も務める片井は「先輩たちも果たせなかった春夏も優勝して、笑顔で終わりたいです」と力強く口にした。
◆高校女子硬式野球メモ 全国高校女子硬式野球連盟への加盟校は61校(24年1月時点)。春の選抜大会、夏の選手権大会、そして2年生以下の新チームで争われるユース大会の3つ大きな大会がある。今回のユース大会は8月18日~27日にかけ、岐阜県および愛知県で開催され、60チームが参加した。同大会の最多優勝は神戸弘陵(兵庫)の5回。