横浜が継続試合制し関東大会切符 競り合い想定「3イニング制」の練習生きた センバツへ前進

最後の打者を中飛に打ち取り、ガッツポーズで捕手の植村に駆け寄る横浜の織田(撮影・保坂淑子)

<高校野球秋季神奈川大会:横浜11-6東海大相模>◇5日◇準決勝◇サーティ-フォー保土ケ谷

横浜が継続試合を制し、4年連続27度目の関東大会出場を決めた。

土壇場で王者の底力を見せつけた。継続試合で横浜1点リードで迎えた7回裏、1点を返され同点に追い付かれても、横浜の選手たちは冷静だった。8回、1死一、二塁から小野舜友内野手(2年)が中前適時打で1点勝ち越し。2死満塁から4番江坂佳史外野手内野手(2年)がフルカウントからカーブを捉え左越え満塁本塁打で勝利を決定づけた。「いつもなら力が入っていたと思うんですが、打席に入る前、監督さんに「思い切っていけ」と声をかけてもらい、気持ちも楽にバットを振れました」。4番のプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、「4番目の打者だ」と言い聞かせ、大仕事をやってのけた。

選手たちの自信は、練習のたまものだった。高山大輝部長(34)の発案で、1週間前からタイブレークや競った展開を想定し3イニング制を繰り返した。江坂は「どう入って、どう出塁をするのか。話し合って練習してきた。練習でやってきたことしか試合に出ないので。やってきてよかったと思います」。どんな場面でも落ち着いて、つないでいく。土壇場の強さを生んだ。

大きな山を乗り越え、次の戦いに向かう。江坂は「自分たちが目指しているのはここが終わりではない。1戦1戦頑張っていきたい」と、勝利を積み重ねる。決勝は7日午後1時より、サーティーフォー保土ケ谷球場で法政二と対戦する。