イチロー氏と同姓同名、国士舘の“鈴木一朗”が攻守で躍動 本家をほうふつさせる小技で貢献

1死三塁からスクイズを決め、一塁へ全力疾走する国士舘の鈴木一朗(撮影・保坂淑子)

<高校野球秋季東京大会:国士舘8-0成立学園>◇2日◇準々決勝◇スリーボンドスタジアム八王子

国士舘の“鈴木一朗”が攻守で躍動し、7回コールド勝利に貢献した。

7点リードで迎えた7回、1死三塁。打席の鈴木一朗内野手(2年)は「カウント2ボールからスクイズのサインが出た」と、高めの真っすぐに飛びつき、投手前へ転がした。三塁走者がスタートを切った。全速力で一塁を駆けぬけ、セーフに。1点を加えた。

守備でもチームを盛り立てた。5回には三塁ファウルボールをダイビングキャッチ。相手に流れを渡さなかった。

誰もが振り向く、その名は「鈴木一朗」。メジャーで殿堂入りしたシアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏と同姓同名だ。名前の由来は「父(聖一さん)が大の野球ファンで、この名前をつけたと聞きました。名前をよく覚えてもらえるので、そこはよかったです」。19年3月19日に東京で行われたマリナーズ対巨人戦を観戦したが「小5だったので、すごさとかはあまり覚えていない」。小さい頃から父とともに練習。身長161センチ、体重50キロと小柄ながら、バスターやエンドランなど小技を得意とする。

次は準決勝。優勝してセンバツへ。甲子園の舞台でその名をとどろかせたい。