イチロー氏熱弁、プロ目指す選手へ「個性消さない」「入ること前提に取り組む」九州国際大付指導

九州国際大付の野球部員に筋肉トレーニングを指導するイチロー氏(代表撮影)

日米通算4367安打のイチロー氏(52=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が24~25日の2日間、第56回明治神宮大会を制した九州国際大付(九州・福岡)の硬式野球部を指導し、プロを目指す部員たちへ自らしていた考え方を伝授した。

2日間にわたり、遠投やキャッチボール、ティー打撃、フリー打撃、守備走塁練習など、みっちりと指導。イチロー氏は初日のあいさつで、「現段階で日本一強い。俺、いらないでしょ?」「僕が勉強しに来たというスタンスです」とユーモアを交えて語り、2日目の終了時には「これが日本一かと納得のレベルでした」としみじみ振り返った。

チームにはプロ注目のスラッガー、牟礼翔外野手(2年)をはじめ、プロを目指す選手が多く在籍。イチロー氏は彼らに、自身の高校生時代の考え方を熱く伝授した。

「明確にプロを目指す、目指すというより、入ることを前提に取り組んで下さい。僕の高校時代はプロに入るかどうか分からないドラフト4位だったけど、それでも、プロに入ってから、ここまでに結果を残してレギュラーになる、と明確なプランを持って、高校時代からも、プロに入ってからもそういうプランが大事なので。それができたら、同じ年の選手たちとは大きな差がついている。みんな、すごく個性があって、面白いチームだなと思った。この個性は素晴らしい。僕は個性の塊。プロの中でも割と強い方。人との違いがあった方が面白い。個人の特徴を消さないで下さい」。

こうして、日米通算4367安打を誇るレジェンドは、自身の経験と考え方を“後輩”たちに伝え、未来のプロ野球選手たちへ熱いメッセージを送った。