<センバツ高校野球:智弁学園12-8花咲徳栄>◇27日◇準々決勝◇甲子園
智弁学園(奈良)がセンバツ史上初の最大8点差をひっくり返す大逆転勝利で、阪神村上頌樹投手(27)を擁して優勝した16年以来の春4強入りを決めた。
2回表を終え、スコアは0-8だった。大量リードを許す展開も、智弁ナインの誰もが諦めていなかった。2回裏に1点を返すと、3回は3得点、4回には2得点と徐々に追い上げる。
続く5回に1点差と迫り、なおも2死一、三塁から2番志村叶大(かなた)内野手(3年)が勝ち越しの2点適時二塁打。1ボールからの2球目、真ん中高め142キロ直球を振り抜き、右中間を破った。
続く6回は2死三塁から連続タイムリーが飛び出すなど、さらに3点を追加。8点ビハインドが一転、4点リードする展開となった。
夏を含め、8点差の逆転勝利は甲子園タイ記録で3度目。智弁学園が記録的な大反撃を見せ、準々決勝を突破した。
小坂将商監督(48)も「よう逆転した。今日は選手を褒めたい。甲子園がそうさせてくれた」と驚きの表情だった。
◆8点差逆転 甲子園の逆転劇では春夏を通じ最大得点差のタイ記録。97年夏に市船橋が1回戦の文徳戦で3回表終了時1-9から17-10で勝利し、14年夏の大垣日大が1回戦の藤代戦で1回表終了時0ー8から12ー10で勝利して以来3度目。