第98回選抜高校野球大会の決勝戦が31日、甲子園球場で行われる。4年ぶりの近畿勢同士の決戦を控えた30日は、両チームが練習を実施。春夏10度目の甲子園優勝を目指す大阪桐蔭は、「4番DH」谷渕瑛仁(えいと)内野手(3年)が、智弁学園(奈良)エース杉本真滉(まひろ)投手(3年)攻略へ自信をのぞかせた。対する智弁学園・杉本は志願のマウンドに向けキャッチボールなど軽めなメニューで最終調整した。
決勝は31日午後0時半開始。
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好投手撃破で春夏10度目の日本一へ-。大阪桐蔭の「4番DH」谷渕が燃えている。智弁学園は4戦3完投の杉本がエースとして立ちはだかる。「気持ちで投げてくるピッチャーなので気持ちで負けないようにやっていきたい」と決意を口にした。
谷渕は、初戦の熊本工戦で甲子園のDHで初めて決勝打を放った勝負強さを持つ。英明との準々決勝では一時勝ち越しとなるソロ本塁打。4試合で14打数5安打1本塁打5打点、打率3割5分7厘と好調だ。
「DHを任されている以上は、バットでかえさないといけない。場面によったバッティングを。チャンスを展開したりランナーをかえしたり、自分の役割をしっかり果たそうと思っています」
一振りにかける思いは強い。だからこそ杉本攻略には思考を巡らせる。「今大会で一番いいピッチャー。真っすぐも速くて変化もキレがいい。狙った球を強く打てばセンターに強い打球がいく」と思い描く。
今大会の大阪桐蔭は接戦続き。初戦は4-0だったが、2戦目以降は1点差で競り勝ってきた。3試合連続で決勝点は犠飛か内野ゴロの間。準決勝後には西谷浩一監督(56)も冗談交じりに「なぜ痩せないんだろう」と話すほどだ。
決勝戦を翌日に控えた30日はキャッチボールなどで汗を流した。谷渕は「ここまで来たら日本一をしっかり取り切りたい。チーム一丸となってやれることをやれば勝てる」。甲子園では過去9度の決勝で全勝。「V率100%」だ。「2位だったら意味がない」と選手間でも共有。10度目の日本一は目前だ。【林亮佑】