今春の選抜高校野球大会に出場した九州国際大付(福岡)の元野球部員が、複数のチームメートから継続的ないじめを受けたほか、2月に暴行を受けて負傷し転校を余儀なくされたとして、学校側と監督に計2200万円の損害賠償を求め、8日までに福岡地裁小倉支部に提訴した。福岡県警は元部員が負傷した経緯を調べている。
訴状によると、入学した2024年以降、複数の部員から飲み物を無断で持ち出されるなどのいじめを繰り返し受けた。今年2月28日、北九州市若松区のグラウンドで同学年の部員と荷物を巡りトラブルになって顔をスパイクで蹴られ、脳振とうや頸椎(けいつい)捻挫と診断されたとしている。
原告側は、以前から複数の部員に問題行動があったのに、学校側や監督が適切な対応を取らなかったと主張している。
地裁支部は訴状を7日に受理。学校側は取材に「訴状が届いておらずコメントは控える」と答えた。
同校野球部はプロ野球選手を多数輩出し、11年の選抜大会で準優勝した強豪。昨秋の明治神宮野球大会を制し、今春の選抜大会は2回戦で敗れた。(共同)