智弁和歌山が市和歌山をコールドで下し3回戦へ 7回に料理王・楠本龍生が満塁弾

和歌山大会2回戦 智弁和歌山対市和歌山 7回に満塁で記録した、高校通算12本目のホームランボールを手に持つ智弁和歌山「7番二塁」楠本(撮影・中島麗)

<高校野球春季近畿地区大会和歌山県予選:智弁和歌山11-3市和歌山>◇12日◇2回戦◇紀三井寺

県屈指の強豪対決は、昨秋8強の智弁和歌山が、昨秋準Vで近畿大会初戦敗退の市和歌山を下した。

打線は、初回1死三塁で3番山下晃平外野手(3年)が、先制の中犠飛。5回までに5点をリードした。

7回には大量リードに成功。5-3の7回1死満塁で市和歌山の2番手・出口から7番楠本龍生(りゅうせい)内野手(3年)が内角よりのボールをさばき、右越え満塁弾で相手を突き放した。高校通算12本目は「外に目付をしましたが、内のボールだった」と、とっさに反応。中谷仁監督(46)は、楠本を「思い切りがいい」と評し、「決して珍しくはない。想像通りの打撃でした」と褒めた。同校は8回にも追加点を挙げ、11-3で大勝した。

身長175センチ、76キロの楠本は昨夏、背番号20で甲子園を経験。この日は二塁手で先発した。初回1死で失策したが、「バッティングが持ち味。期待に応えたかった」と見事バットで取り返した。

日常生活から、仲間とのコミュニケーションを深めており、寮生と寮母さんとの朝食作りから朝が始まる。仲間内の料理の腕前一番を問うと、卵焼きが得意料理の楠本が「自分です!」と即答。ナインの胃袋をつかむ背番号4は、再び昨夏以来の和歌山制覇をつかみたい。「秋は、負けて僕らは春も夏も同じ思いで戦っていくので、県で勝ち進むのみです」。

智弁和歌山は3回戦で、熊野-那賀の勝者と対戦する。