磐田東が逆転で3回戦進出、初4番舘希竜「いつもと変わらず」平常心で相手の反撃ムード断つ一打

7回裏磐田東1死二塁、右前適時打を放つ舘希竜(撮影・前田和哉)

<高校野球春季静岡大会:磐田東6-4三島北>◇18日◇2回戦◇浜松球場

磐田東が初戦となった2回戦で三島北を6-4の逆転で下し、2年ぶりに夏の全国選手権静岡大会のシード権をつかんだ。

4番の舘希竜(きりゅう)捕手(2年)が、同点の2点適時二塁打を含む2安打3打点と活躍。苦しむチームをけん引した。東海大静岡翔洋は、1回戦で浜松工に6-0で快勝。19日は、県内6球場で2回戦の残り12試合が行われる。

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磐田東の舘が、勝負どころで快音を鳴らした。7回表に5-4と1点差に迫られて迎えた同裏。1死二塁の好機で、外角直球を逆らわずに右前にライナーで運んだ。「感触も良かった。打った瞬間に落ちると思った」。走者生還を見届け、沸き上がるベンチに向かってガッツポーズ。終盤に貴重な1点をもたらし、相手の反撃ムードを断った。

苦しみながらも、そのまま逃げ切って2年ぶりとなる夏のシード権を獲得。昨春は主力として1回戦敗退を経験しただけに「初戦の硬さと、先に点も取られて雰囲気も重かった。硬いプレーもあったけど、1年前の思いも晴らせた。シードを取れて良かった」と一息。胸をなで下ろした。

チームの打順変更に伴い、予選で3番だった舘はこの日、公式戦初の4番に座った。「いつもと変わらず、チームのためにという気持ちだった」と平常心で打席に立った。大会前に赤堀佳敬監督(33)に助言を受けながら取り組んだ打撃フォームの微調整も奏功し、4回には無死二、三塁から右中間へ同点の2点タイムリー。役割を果たし、指揮官も「良い仕事をしてくれた」と目を細めた。

この春、チームは上位2校が進む東海大会を目標に掲げる。25日に迎える3回戦では昨春、2-6で苦杯をなめさせられた富士市立-浜松大平台の勝者と対戦する。舘は「ここは通過点。練習で積み重ねてきた自分たちの力をぶつけて、1つずつ勝っていきたい」とリベンジの戦いとなる可能性もある次戦を見据え、言葉に力を込めた。【前田和哉】