<高校野球春季関東大会:山梨学院11-10専大松戸>◇19日◇準々決勝2試合◇ZOZOマリン
山梨学院(山梨1位)が今春のセンバツで敗れた専大松戸(千葉1位)にリベンジを果たした。6点を追う7回に、打者12人の猛攻で一挙8得点を奪う大逆転勝利で4強入りした。関東第一(東京1位)は土浦日大(茨城1位)を4-3の逆転で下した。23日の準決勝は、関東第一-浦和学院(埼玉1位)、横浜(神奈川1位)-山梨学院となった。
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経験豊富な指揮官すら驚く勝ち方で、山梨学院が準決勝へと駒を進めた。吉田洸二監督(57)は「こういう展開は私も初めて経験するので、良くも悪くもうちらしくない野球でした」と振り返った。
6回終了時点で2-8と専大松戸に大きくリードを許した。あと1点失えば7点差でコールドが成立する中で「せめてコールド負けだけは避けたい」と、コツコツ点差を詰めようと考えていた。ところが7回無死から死球なども絡み8者連続出塁。最終的に打者12人で6安打を集める怒濤(どとう)の攻撃で試合をひっくり返した。8-8と同点の2死二、三塁から代打勝ち越し2点適時打を放った村橋照平内野手(1年)はカーブに食らいつき「先輩達がつないでくれた打席でしたので、ほっとしました」と役目を果たして誇らしそうに笑った。
今春のセンバツで左手首を骨折した菰田陽生投手とコンディション不良で檜垣瑠輝斗投手(ともに3年)の二枚看板を欠く中でも、成長著しい打線の奮起で春の関東4強に残った。菰田と檜垣ら主力が戻った夏にどんな戦いを見せてくれるのか。勝ち上がるたびに楽しみになってくる。【平山連】