東北が4年ぶり春の東北大会切符 狩野哲平が9回1失点「勝たせることが出来てよかった」/宮城

東北学院榴ケ岡対東北 先発し好投した東北・狩野哲平投手(撮影・高橋香奈)

<春季高校野球宮城県:東北7-1東北学院榴ケ岡>◇準決勝◇23日◇石巻市民球場

春季高校野球宮城県大会の準決勝が行われ、東北は東北学院榴ケ岡を7-1で下し、4年ぶりの春の東北大会切符をつかんだ。仙台育英は利府に10-2の7回コールドで勝利し、6大会連続の出場を決めた。勝利した両チームは6月9日に開幕する春季東北地区大会(青森)に出場する。今日24日の決勝で、両校が対戦する。

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東北は先発の狩野哲平投手(3年)が2回に先制を許すも、その後は三塁を踏ませない投球で9回7安打1失点にまとめた。「大事な準決勝、『完投させる』と監督から送り出されて、9回まで投げ切れてチームを勝たせることが出来てよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

秋の東北大会、春のセンバツでは和泉寛太投手(3年)とエースナンバーを争い、背番号「10」をつけた狩野。2月には不調にも陥ったが我妻敏監督(43)から「1回何も考えずに元に戻してみろ」の声に原点回帰。基礎を固め、本来の自分を取り戻した。一冬積んだウエートトレーニングで、球速のアベレージは130キロ代後半へと球威も増した。「この春に気持ちをぶつけたい気持ちがあった」と、有言実行で背番号「1」として頼もしい好投をみせた。

3年ぶりのセンバツで初めて聖地を踏んだ世代が、2季連続の東北大会出場を決めた。指揮官は「本当に公式戦を経験する度に成長して、初めて踏んだ舞台を全部力に変えてくれている。また新鮮な気持ちで、力をつけていきたい」。まずは昨秋のリベンジを果たし、東北大会へ弾みをつける。【高橋香奈】