有識者らによる「7イニング制」導入に関する意見交換会が30日、大阪市内で行われた。日本高野連が主催。同高野連が設けた「7イニング制諸課題検討会議」の最終報告書の内容について審議経緯を踏まえ、参加者たちが約2時間にわたり意見を交わした。参加者の主な意見は以下の通り。
【意見交換会に出た参加者の意見抜粋】
▽大阪桐蔭の西谷浩一監督 私の立場としては、断固反対したいと思っております。たくさん考えていただいたところに異を唱えることは失礼かもしれませんが、私の中では、脳みそちぎれるくらいは考えられてないと思ってます。子供たちが高校野球が9回できることをもっとみんなで考えて。
▽日本ハム栗山英樹CBO 大前提としてみんな9回をやりたい。時代や社会の変化に対し、野球がこうやるというのは時代じゃない。何かを考えなきゃいけない時期に来ている。
▽佐賀・鳥栖工の大坪慎一監督 9イニングでやってもらいたいなというのが正直な意見。ただ、真剣に悩んでいる。
▽同志社大政策学部の川井圭司教授 現場で7割が反対しているにもかかわらず、話し合いが進んでいることに関心がある。スポーツの意思決定という側面で、どのような形が望ましいのか注目している。
▽京都府立医科大学整形外科の木田圭重講師 医療関係側の意見としては、熱中症っていうのは大きなファクターだと思うんですけども、その発生件数とか内訳とかっていうものをモニタリングするっていうのが、京都だけでなくて、他の都道府県でも蓄積していって、推移を見守るっていうのが大事かなっていう風に思います。投手の球数制限(1週間500球)、ベンチ入り人数の増加と、1人当たりの負担は分散されるようになっている。
▽法学者の谷口真由美氏 9か7かを議論する立場にはない。二者択一できるわけではない問題。ともすれば熱中症アラートが出ているときに高校野球をしていることが「児童虐待」とも言われかねない。機会を与えるという意味では初戦こそ9回にというのは納得。