【近畿大会】報徳学園が16年ぶり2度目V!山田主将満塁弾で乱打戦に決着「やってやったぞ」

報徳学園対智弁和歌山 9回、満塁弾を放ち喜びを爆発させる山田主将(左から2人目)

<高校野球春季近畿大会:報徳学園11-10智弁和歌山>◇31日◇決勝◇わかさスタジアム京都

報徳学園(兵庫1位)が智弁和歌山(和歌山1位)を下し、10年以来16年ぶり、2度目の優勝を手にした。兵庫県勢はこれで4季連続優勝となった。

両チーム2桁安打の乱打戦となった試合は主将・山田瑛太内野手(3年)の一振りが決勝打となった。7-5で迎えた9回、1死満塁で回ってきた第5打席。「自分が1点は絶対取ってやるっていう気持ちで打席に入っていた」。カウント1-1から3球目、内角にきた直球を振り抜くと打球はそのまま左翼スタンドへ飛び込んだ。

なんと公式戦での本塁打はこれが初。練習試合を含めても通算2本目。記念すべき1発が満塁弾、そして決勝での決勝打という忘れられないものになった。本塁まで一周する際にも拳を突き上げて喜びを爆発させた。「スタンドもベンチも喜んでくれてて、自分も『やってやったぞ』っていう気持ちになりました。自分的には満足というか。やっとこの2年半で勝たすことができたというか、そういう気持ちいっぱいで。みんながつないでくれたんで、自分一人だけの結果ではないと思ってて。みんなで打てたっていうか、そういう一本だと思います」。

主将としてチームを引っ張りつつ、激しいレギュラー争いをしている山田。大角健二監督(46)も「一番まっすぐで腹をくくれると言いますか、覚悟が決められる子ですね。嫌われ役にも徹しますし。みんなが嫌がることを言って、一番勝ちにこだわって、それを表現できる。ただ本当に普段から苦しい思いをしている子なので。彼のホームランはチームにとって非常に大きかったです」とたたえた。

9回裏、智弁和歌山の先頭打者に四球で出塁を許すと、その後3連打を含む5安打と2四死球で5点を返され、1点差まで迫られた。なおも2死満塁と一打サヨナラ負けのピンチだったが、最後は三ゴロに仕留めて優勝を決めるとマウンドに歓喜の輪ができた。山田は「ほっとしたっていうのは一瞬。終わってからもう夏に切り替えていかないとダメだなって。ここで満足していたらやっぱり日本一っていうのは遠いと思うので。ここからまた頑張れる材料にしてこの夏やっていきます」。春の近畿を制し、夏の全国Vへ。県内から激烈な争いとなるが、必ず切符をつかむべく次に目を向けていた。

【近畿大会】報徳学園が11-10で智弁和歌山に打ち勝ち16年ぶり2度目の優勝/詳細