<広がる女性活躍>
アマチュア野球界で見せるジェンダーレスの動きは現在どうなっているのか。
日刊スポーツが全国47都道府県の高野連に取材したところ、高校の男子硬式野球部で采配を振るう女性監督は洛南(京都)の山村真那さん(36)だけだった。山形でも女性監督が登録されている学校が1校あるが、部員が9人に満たず、連合チームとして出場する公式戦では男性監督が指揮を執っている。
2010年代後半には長岡農(新潟)の井上麻子さんや「東北初」の女性監督として注目された涌谷(宮城)の阿部奈央さんらがいたが、ともに現在は退任している。東京電機大高(東京)を指揮した市川麻紀子さんも昨夏を最後に監督職から退き、今夏は助監督と立場が変わって挑む。男子の高校野球界において、一時期盛り上がりを見せた女性監督登用の流れは下火の傾向にある一方で、栃木や和歌山、徳島などでは女性部長が活躍する学校も見られる。徳島では、春夏通算24度の甲子園出場を誇る鳴門の鳴川幸恵校長が、同県初となる女性の高野連会長に就任したことも話題となっている。