【高校野球】今春センバツに関するSNSでの誹謗中傷モニタリング 削除件数は275件

日本高野連

日本高野連は5日、大阪市内で6月度業務運営委員会を開き、今春開催した第98回選抜高等学校野球大会で実施したインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷への対策(モニタリング)について結果を報告した。

選手個人及び大会関係者への誹謗中傷や差別的な投稿が拡散される被害から選手、審判をはじめとする関係者を守ることを目的として、高校野球の全国大会では初めてインターネット上でのモニタリングを実施した。

国際大会などで実績のある民間企業に委託し、1日1回報告を受けた大会主催者が1件ずつの投稿について削除要請するか要否を検討。悪質と判断されたものについては順次削除要請を行った。

対象期間は大会期間中の3月19~31日で、対象となる可能性がある投稿として抽出されたのは1096件。そのうち713件を削除要請し、実際に削除が確認されたのは3日時点で275件(削除率38.6%)となった。

713件のうち、出場校や選手を「ザコ」「カス」「アホ」などとする「侮辱型」が7割以上を占め、「今日の主審はお粗末にも程がある。子供達が可哀想だな。」と投稿されたものは削除された。その他、根拠なく出場校や主催者を批判する「風評被害・信用毀損(きそん)型」が約1割で、続いて「名誉毀損型」「差別・偏見型」「性的中傷・セクハラ型」「プライバシー侵害型」の順だった。

なお、悪質度が極めて高い投稿には法的措置を講じる方針だったが、現時点で該当する案件は出ていない。今春が初の取り組みだったが、今夏の選手権大会については検討中としている。