第108回全国高校野球神奈川大会の抽選会が13日、横浜市内で行われた。27年ぶりノーシードから頂点を目指す名門・東海大相模は、春関東Vの横浜と同じブロックに入った。春3回戦敗退の悔しさを糧に、1から野球を学びなおし、名門東海大相模の誇りを胸に、勝負に向かう。
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初戦の2回戦は岸根と対戦することが決まった東海大相模の主将・安嶋浬久内野手(3年)は、春3回戦負けの悔しさを忘れない。相洋にわずか2安打に抑え込まれ0-2で敗戦。「悔しかった…」。何がダメだったのか。考えれば考える程、涙があふれた。その夜、原俊介監督(48)のミーティングの言葉が背中を押した。「前に進むしかないんだよ。みんなで進むぞ」。目標は夏の日本一。安嶋は「今年の相模はもう無理っていう声も耳にしました。でも自分たちはまだできる。それを証明できるのは夏なんです」。涙の顔を上げ歩き出した。
1からチーム作りがスタートした。原監督は「春は打感が弱かった」。打撃練習、実戦練習を増やし、強いスイングを徹底。ミーティングでは同監督による野球の講義を行った。守備、走塁だけではなく、時には心の部分にも切り込んだ。「野球を覚えさせる。選手たちが気付かないところを僕が補充するんです」。状況が理解できれば、動き方が変わる。安嶋は「貴重な時間」だったと振り返る。
勝ち進めば4回戦で強敵横浜と当たるが、1歩も引くことはない。「自分たちの目標は日本一だから」。安嶋の力強い言葉が、今の東海大相模を象徴していた。【保坂淑子】