【高校野球】常葉大菊川の二刀流佐藤大介、最後の夏は「甲子園でやっぱり勝ちたい」/静岡

バットを振り込む常葉大菊川・佐藤(撮影・前田和哉)

<夏に煌めく>

第108回全国高校野球選手権静岡大会が、28日に開幕する。日刊スポーツ静岡版では来月4日の1回戦から始まる熱戦を前に「夏に煌めく」と題し、昨秋と今春の4強進出校、注目選手を紹介する。初回は打撃でも活躍が期待される常葉大菊川の佐藤大介投手(3年)と、掛川西の古岡都暉投手(3年)。今春、けがに苦しんだ2人がフル回転を誓う。【前田和哉】

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投げては140キロを超え、打っても昨秋県大会で打率6割を記録した好打者。常葉大菊川の佐藤が“投打二刀流”の本領を発揮する。今春は故障の影響で登録メンバー外となったが、5月下旬に実戦復帰。「もう、大丈夫。春に出られなかった分、夏にかける思いはもっと強くなった。自分に勝敗が懸かっているというぐらいの覚悟で臨みたい」と気合十分に語った。

離脱期間中はリハビリに加え、体づくりにも励んだ。筋力トレーニング、補食を含めた1日4~5食の食事で体重は6キロ増加。可能な範囲で打撃練習も行い、感覚も維持した。復帰戦となった練習試合では1本塁打を含む4安打と快音を鳴らし、投手復帰戦でも1イニングを無失点。「インパクトの力強さ、打球の飛距離は上がっていると思う。(投げる)球の質や力強さも変わった実感はある」と順調に調整を続ける。

25年春に出場したセンバツでは、初戦で聖光学院(福島)に3-4で敗れた。「1番左翼」でスタメン出場した佐藤は1安打にとどまり、延長11回から上がったマウンドでも同12回にサヨナラ犠飛を許した。「目標にしてきた舞台で悔しさも楽しさも味わった。結果をあまり残せなかった甲子園でやっぱり勝ちたい」と聖地に思いをはせる。

その大舞台を目指す最後の夏が迫る。佐藤は「高校で野球を辞める仲間もいる。3年間、一緒にやってきたメンバーで最後に最高の景色を見たい」と燃えている。

◆佐藤大介(さとう・だいすけ)2008年(平20)4月7日生まれ、磐田市出身。小1からリトルリーグの浜松南で野球を始め、中学時代は浜松南シニア。左投げ左打ち。家族は両親と姉、兄。183センチ、80キロ。血液型A。