【高校野球】淑徳2年生主将・秋山大志郎を中倉監督も信頼「個々の能力を引き出せる」/東東京

バットを持つ淑徳・秋山大志郎(撮影・栗林真菜)

<高校野球東西東京大会・組み合わせ抽選会>◇14日◇青山学院高等部PS講堂

第108回全国高校野球東西東京大会の抽選会が14日、渋谷区内で行われた。2年連続で東東京大会のベスト8に進出している淑徳は、2年生主将がチームを引っ張る。西東京では春準Vの国士舘が、関東大会で横浜(神奈川)に敗れた悔しさを胸に、21年ぶりの夏の甲子園出場へ挑む。7月4日に東東京の実践学園-つばさ総合で開幕し、日程が順調に消化されれば、決勝は西東京が同26日、東東京が同27日、いずれも神宮球場で行われる。

   ◇   ◇   ◇

淑徳は、初戦で昨夏の準々決勝で敗れた修徳と対戦する可能性がある。くじを引いた秋山大志郎外野手(2年)は「リベンジマッチという気持ち。執念を持って戦いたい」と雪辱を誓った。

21年に創部初のベスト8、直近では2年連続で東東京8強入り。チームを率いるのは、異例の2年生主将の秋山だ。

昨秋、自ら立候補して主将に就任。「高校入学前から主将をやりたいと思っていて、常日頃から準備していた」と振り返る。中倉祐一監督(49)から意見を求められた上級生たちは「いいと思います」と即答。中倉監督は「私はずっこけましたけど、選手たちには『構わないよ』と伝えた」と笑う。それでも「世の中に出たら1歳差は関係ない。ただ高校2年生と3年生は人生で一番差がある1年だと思う」と部員たちに念を押した。

練習中、秋山は1年生には「3年生の最後の夏を背負うんだぞ」と覚悟を求め、必要とあれば3年生にも厳しい言葉をかけた。中倉監督は「ものが言えるし、どれだけ怒られても平気。だから個々の能力を引き出せる」と信頼を寄せる。

「当たり前のことを当たり前にしてベスト4以上を目指したい」と秋山。3年生の思いを背負う2年生主将がまだ見ぬ景色へ導く。【栗林真菜】