【高校野球】サヨナラ打の聖光学院・北島大也「あの時は結構、絶望的だった」昨年11月に足手術

仙台育英大対聖光学院 逆転のサヨナラ2点二塁打を放った聖光学院・北島大也内野手(撮影・高橋香奈)

<春季高校野球東北大会:聖光学院10-9仙台育英>◇14日◇決勝◇青森・はるか夢球場

聖光学院(福島)が仙台育英(宮城)に10-9で逆転サヨナラ勝利を挙げ、4年ぶり5度目となる春の東北王者に輝いた。一時6点リードも終盤に逆転を許す苦しい展開。7-9と勝ち越しを許した9回裏2死満塁から、北島大也内野手(3年)が逆転サヨナラ打を放った。両軍合わせて34安打の乱打戦を制し、夏に弾みをつけた。

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起死回生のサヨナラ打を放った聖光学院・北島大也内野手(3年)は二塁ベースを回りながら、ベンチで歓喜に沸く仲間の姿を目に焼き付けた。

終戦まであと1死と追い込まれたが、1ボールからの2球目を逆らわずに強振。「来た球に食らいつこうと。(仲間たちの)あの姿をみてうれしかった。自分が勝ちにつなげることができて良かった」と優勝の喜びをかみしめた。

試練の冬を過ごした。昨秋、県大会を迎える1週間前の練習試合で左足を負傷。痛みを抱えながら大会に出場し、東北大会後の11月に手術に踏み切った。「あの時は結構、絶望的だった」。心は折れかけたが、コーチ陣の献身的な支え、仲間からの「待っているぞ」の言葉に前を向いた。

野球と向き合うことが出来ない期間にウエートトレーニングに励み、1月後半からようやく実戦復帰。走攻守において瞬発力を鍛え直し、迎えた春の県大会では16打数9安打で打率5割6分3厘、東北大会でも15打数8安打で打率5割3分3厘。「自分のスイングができるようになった」と、けがを乗り越えた先の成長を感じることができた。

東北王者を収穫と自信にして、本番の夏へと進む。「『苦しい中でも戦いきる』というテーマの中で、苦しくても逃げないで立ち向かっていくことができた。夏もどんな展開になったとしても、自分たちの野球を貫いていきたい」と力強く聖地を見つめた。