<高校野球茨城大会:組み合わせ抽選会>◇18日◇ザ・ヒロサワ・シティ会館
大手予備校が手がける通信制高校が、茨城の高校野球界に旋風を巻き起こす。第108回全国高校野球選手権茨城大会(7月4日開幕)の組み合わせ抽選会が18日に水戸市内で行われ、今年新たに加盟した四谷学院は7月5日につくば秀英と初戦を行う。日本ハムの選手教育ディレクターだった本村幸雄氏(55)が監督を務め、オール1年生の部員15人で茨城の夏を盛り上げる。
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見渡せば、周りは3年生がズラリ。抽選会に臨む各校の主将たちを間近に、四谷学院主将の谷内璃空(りく)投手兼内野手(1年)は気持ちが高まった。「意気込みというと、何て言えばいいんですかね…。難しいですね、意気込み」と慣れない取材に初々しさたっぷり。「初めてということもあって、自分たちは挑戦者。ワクワクしています」と胸を高鳴らせた。
土地、建物の買収、改修、増築などで約10億円を投じ、昨年4月に通信制の同校を開校。さらに今年4月からは硬式野球部の茨城県高野連への加盟が認められた。日本ハム時代に大谷翔平(ドジャース)らを指導サポートしてきた本村監督を招き、1年生部員15人で船出を果たした。大手予備校が開発した学習ノウハウと経験豊富な指揮官による掛け合わせで、目指すは甲子園出場だ。
初戦の相手は阪神大山悠輔内野手らがOBにいるつくば秀英で、勝てば2回戦は24夏甲子園出場の霞ケ浦が待つ。本村監督は「(抽選で)すごく厳しいところに入りましたが、1年生の若い力でひるまず全力で戦いたい。相手のことは、これから研究しますが、知らないことがプラスに働くこともあると思うので、チームの経験値がないところをプラスに変えられればと思います。最後まであきらめず、やりきりたい」。新設校が茨城の夏を盛り上げる。【平山連】
◆四谷学院 1974年(昭49)に創立され、大学受験予備校、個別指導塾を全国し、教材の出版、販売も行っている。大学受験予備校では「だれでも才能をもっている」を教育理念に掲げ、「ダブル教育」(科目別能力別授業と55段階個別指導)を用いて、生徒の志望校合格をサポート。売上高は156億円(25年3月期)。従業員800人。本部は東京都新宿区四ツ谷1の10。植野治彦理事長。