第108回全国高校野球選手権千葉大会は、7月4日に開幕する。専大松戸は12日に、天羽-四街道の勝者と初戦を迎える。
名将との歩みを最後の夏にぶつける。専大松戸・門倉昂大投手(3年)は、抜群の制球力で最速145キロの直球と多彩な変化球を操る右腕。4強に進んだ今春のセンバツでは、1回戦の北照戦(北海道)と準々決勝の山梨学院戦で完投し、エースとしてチームに貢献した。
指導を受けるのは、ソフトバンク上沢直之投手(32)やロッテ横山陸人投手(24)など数々の投手を育てた持丸修一監督(78)。専大松戸に進学したのも、同監督の存在が大きな理由でもあった。
3年間で「ピッチャーとしての部分は全部監督と一緒に作った」というほど強い信頼関係を築いた。今春、球速が139キロから145キロにアップしたが、これも監督との綿密な相談のもと試行錯誤と鍛錬を重ねた結果。夏に向けても、監督の言葉を高い思考力で解釈しながら、「(春の)甲子園以上のピッチングを目指してやっていきたい」と練習に取り組む。
持丸監督は門倉を「我慢と辛抱ができる。努力する子」とかねて重要視する精神面で高く評価する。「なんで打たれたんだろうってすごく研究する。春はもうすっかり自分のチームにした、という感じで、これが理想だった」と信頼するエースを軸に夏も戦う。