【高校野球】下山学園、初の東北大会は初戦大敗 野球ノートの表紙にスコア貼り集大成へ/青森

五所川原第二中出身トリオの下山学園、左から関貴城投手、佐々木聖音投手、須藤晴琉外野手(撮影・高橋香奈)

第108回全国高校野球選手権(8月5日開幕、甲子園)出場を懸け、7日の青森大会を皮切りに、東北各地で熱戦が繰り広げられる。東北6県版では注目校や選手を紹介する。前編は、下山学園(青森)と花巻東(岩手)。今春、東北大会初出場を果たした下山学園は、投打のキーマン・関貴城投手(3年)ら五所川原第二中出身トリオが初の聖地を目指す。

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下山学園が台風の目になる。昨年飛び込んだDH制導入のニュースを目にした関は「俺しかいない」と気持ちを高ぶらせた。1年生から投手兼外野手として公式戦に出場し、高校通算12本塁打の強打も持ち味。この夏も「投打両方でチームを引っ張って、チームに1つでも多く勝利を導けるようにしたい」と力を込めた。

前身の五所川原商時代の23年度は、部員わずか8人。ほかの部活から助っ人を借りて公式戦に出場した経験などを経て、半田莉玖斗監督(27)の熱意や普通科新設などが奏功し、校名変更した24年は新入部員が17人加入した。

現在、背番号「1」をつける佐々木聖音投手(3年)も「なかなか勝てなかったチームで、強豪校を倒すことにやりがいを感じました」と入部を決めた1人だ。集中力と忍耐力を培うトレーニングを積み、チームは着実に成長を遂げ、今春は創部55年で東北大会初出場を果たした。

初の東北舞台では、初戦で東海大山形に0-10の5回コールド負け。指揮官は全員の野球ノートの表紙に敗戦試合のスコアを貼った。須藤晴琉外野手(3年)は「応援してくれている方々にも申し訳ないと、負けられないという気持ちが一層強くなりました」。敗戦で味わった悔しさも覚悟に変えて、集大成の夏を迎える。

下山学園の初戦は12日、三沢-黒石の勝者との対戦から幕を開ける。関は「1つのプレーに全力を注いで、1戦も気を抜かずに戦っていきたい」と意気込んだ。【高橋香奈】