【高校野球】桐陽“兄超え”初戦突破 笹野航大、袴田大駕が1失点リレー/静岡

桐陽対飛龍 試合後、あいさつを交わす桐陽と飛龍の選手たち(撮影・前田和哉)

<高校野球静岡大会:桐陽5-1飛龍>◇4日◇1回戦◇愛鷹広域公園野球場

1枚の甲子園切符を懸けた夏の戦いが始まった。桐陽は飛龍を5-1で下した。打線が9安打で5得点。守っても笹野航大投手(2年)と袴田大駕投手(3年)が1失点リレーと攻守がかみ合い、ともに学校法人沼津学園が運営する系列校対決を制した。小山は28-0の5回コールドで誠恵に大勝した。5日は県内10球場で1回戦の残り21試合が行われる。

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桐陽が“兄超え”を果たした。4点リードの最終回2死。2番手でマウンドに上がったエース右腕の袴田が遊ゴロで締めた。「あまり意識はしなようにしたけど、やっぱり自然と力は入った」と振り返った兄弟校対決を制し、初戦突破。ナインは笑みを浮かべて整列すると、最後はお互いに健闘をたたえ合った。

56年に創部した飛龍(当時は沼津学園)に続いて、89年に桐陽野球部が誕生した。直線距離で約1キロにある両校はグラウンド、室内練習場を共有。かつては校歌も一緒だった。夏の対戦は過去3度あり、いずれも飛龍に軍配が上がっていた。“4度目の正直”でつかんだ白星。新井晶登監督(50)は「ようやく勝ててうれしい。選手たちの『勝ちたい』という気持ちが強かった」と目尻を下げた。

1点を先制された直後の4回裏、2死満塁から9番室伏凌音内野手(2年)が中前に2点適時打。流れを引き寄せた。「序盤にエラーもしていた。自分で取り返せて良かった」。貴重な逆転打を皮切りにチームは6回に2点、7回にも1点を追加。投手陣も笹野が4回1/3を3安打1失点でつなぎ、袴田も4回2/3を2安打無失点と好投。最後まで反撃を断った。

2回戦の相手は今春16強のシード校・常葉大橘。2年前の夏も桐陽が挑戦する全く同じ状況で対戦し、3-4で惜敗した。現在のチームで同試合に唯一スタメン出場した鈴木陸翔温内野手(3年)は「橘は意識している相手。借りを返したい」と言った。勢いに乗って、次はリベンジを果たす。【前田和哉】

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