<高校野球静岡大会:小山28-0誠恵>◇4日◇1回戦◇愛鷹広域公園野球場
1枚の甲子園切符を懸けた夏の戦いが始まった。桐陽は飛龍を5-1で下した。打線が9安打で5得点。守っても笹野航大投手(2年)と袴田大駕投手(3年)が1失点リレーと攻守がかみ合い、ともに学校法人沼津学園が運営する系列校対決を制した。小山は28-0の5回コールドで誠恵に大勝した。5日は県内10球場で1回戦の残り21試合が行われる。
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小山の長戸陸翔内野手(2年)が、初戦で大暴れした。1回無死二、三塁で迎えた第1打席で先制の中前2点適時打を放つと、その後も止まらなかった。三塁打2本を含む5打数5安打6打点。「前の打者が塁に出てくれたので、楽な気持ちでいけた」と笑顔で仲間に感謝した。
大会前の最後の練習試合でも5安打をマークしたが、同試合以前は不調だったという。「ダメな時はヘッドが下がる」と分析し、通常よりもヘッドが軽く設計された黄色いバットを使った素振りで、スイングの悪癖を修正。本番につなげた。
チームも打者一巡の猛攻を3度浴びせ、25安打28得点。09年に磐田南が芥田学園(現浜松修学舎)を相手に記録した県内夏の戦後最多得点記録、29点に次ぐ大勝で誠恵を寄せ付けなかった。次戦は藤枝明誠と対戦。「藤枝明誠が勝つと思っている人が多いと思う。良い意味で裏切りたい」。“幸せの黄色いバット”で絶好調に転じた長戸が、強豪撃破へ快音を鳴らす。