いよいよ夏の地方大会が本格化する中で、注意したいのが酷暑への対策だ。大会中に熱中症の疑いで倒れる選手は全国的にも少なくない。球場で応援する学生、保護者、ファンなども炎天下対策が欠かせない。京都大会に関わる医療チームのメンバーに話を聞いた。
京都では22年から全試合の医療的なサポートを実施しており、大会期間中の熱中症件数は19件(22年)→31件(23年)→37件(24年)と右肩上がりの傾向をたどり、25年は66件と急増している。ポジション別にみると投手と右翼手が熱中症になりやすい傾向が強いという。「ファーストへの守備のカバーのために炎天下野中で細かな動きを繰り返すライトは、注意しないといけません」と指摘した。
7月の平均最高気温が35度近くを推移するなど気温上昇が著しい中で、いかに救急搬送されるなどの重症者を出さないかが大会を安全に行う上での鍵となる。過去の統計では熱中症になった選手のうち、一時的な復帰を含めると77%が試合中に復帰を果たすことができている。
「午後1時から2時に向けて気温が上がってくる第1試合は注意しなくてはいけない。食欲が出ずに朝食を取らないと、試合中に熱中症にかかりやすくなる。おにぎりをいつもより1個でも多く食べれるように、早く寝て、早く起きる行動を心がけましょう」と呼び掛けた。【平山連】