【高校野球】青山、近くて遠かった勝利つかむ 校舎は神宮球場から徒歩数十秒/東東京

第108回全国高校野球東東京大会 2回戦 青山対大森 初戦を突破しガッツポーズをする青山・左から歳森陽介、鶴留祐太、斎藤歩積(撮影・栗林真菜)

<高校野球東東京大会:青山9-0大森>◇7日◇2回戦◇神宮

神宮球場の目の前に校舎を構える青山が、ようやく地元で白星をつかんだ。大森を7回コールドで破り、3年ぶりとなる神宮での勝利を挙げ初戦を突破した。

初回、遊撃手の鶴留祐太内野手(3年)が三遊間への深い打球を好捕し、守備から流れを引き寄せた。直後の2回、無死満塁から金井幹太外野手(2年)の左前適時打で先制。なおも1死満塁で、鶴留が右翼線を破る走者一掃の適時三塁打を放ち、この回一挙5得点を奪った。身長155センチとチーム最小ながら、攻守で存在感を発揮した鶴留は「足や反射神経でカバーしようと思っている」と胸を張った。6回にも4点を加えて9点差に突き放し、投げては先発の歳森陽介投手(3年)が7回を投げ切り、無失点の快投で勝利を呼び込んだ。

「近くて遠い」勝利だった。校舎は神宮球場から徒歩数十秒の場所にあり、普段の練習ではスタンドの歓声が聞こえてくる環境だ。鶴留は「普段の練習から神宮の声援を聞きながらやっている。そこで勝てたことはすごく大きい」と喜びを語った。昨夏は日大一、一昨年は共栄学園に神宮で敗れ、あと1歩のところで白星を逃してきた。それだけに3年ぶりの神宮での勝利は格別だった。鶴留も「大学野球や高校野球の聖地でプレーできるのは人生でも貴重な経験。去年は控えだったが、今年はスタメンとして違う気持ちで臨めた」と感慨を口にした。

目標はベスト8。再び神宮へ戻ってくることだ。鶴留は「神宮は学校にも近く、生徒もたくさん応援に来てくれると思う。もう一度いい姿を見せられるよう頑張りたい」と力を込めた。

【夏の地方大会 各地区の日程・結果はこちら】>>>