【高校野球】日本橋、唯一の3年朱嘉俊、最後の夏終わるも「楽しかった。悔いはない」/東東京

部内で唯一の3年生としてチームを引っ張った日本橋・朱嘉俊(撮影・栗林真菜)

<高校野球東東京大会:武蔵丘10-0日本橋>◇7日◇2回戦◇神宮球場

日本橋は武蔵丘に5回コールドで敗れ、15年ぶりの公式戦勝利には届かなかった。部員10人で唯一の3年生として引っ張ったのが、主将の朱嘉俊(シュウ・ジアジュン)外野手(3年)だ。

中国人の両親ともに、小学5年生で中国から来日。小学校で体験したティーボールをきっかけに野球と出会い、中学から本格的に競技を始めた。

入部当初は4人いた同学年の部員も、それぞれの事情で退部し、2年夏には朱1人になった。「1度は自分もやめようと思いました」。それでも昨夏の大会(城東戦)で放った二塁打を機に、「やっぱり野球って面白い」と実感。最後の夏までバットを握り続ける原動力となった。

最後の試合は2打数2三振に終わった。それでも後輩たちは最後まで全力で主将を支え、「僕の最後の夏をサポートしたいという気持ちが伝わってきた」と感謝した。「楽しかった。悔いはないです」。異国の地で始まった野球人生は、多くの仲間に支えられながら、かけがえのない6年間となった。

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