【高校野球】連合が初戦勝利 海洋科学・赤坂洸翔、ハワイ沖海洋実習の船内でも練習/神奈川

伊勢原対連合チーム 青葉総合・釜利谷・永谷・横浜明朋・三浦初声・海洋科学 1回戦突破でガッツポーズをみせる主将の海洋科学・赤坂洸翔(撮影・保坂淑子)

<高校野球神奈川大会:青葉総合・釜利谷・永谷・横浜明朋・三浦初声・海洋科学4-3伊勢原>◇8日◇1回戦◇いせはらサンシャイン・スタジアム

青葉総合・釜利谷・永谷・横浜明朋・三浦初声・海洋科学の連合の主将、海洋科学の赤坂洸翔(ひろと)外野手(3年)が、初戦の伊勢原戦で、2安打2盗塁。初戦突破に貢献した。4月には約2カ月、ハワイ沖へ海洋実習へ向かい、船内でも練習を積み、勝利につなげた。将来、「船乗り」を目指す高校球児が、洋上で培った野球で輝いた。

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同点で迎えた8回裏、先頭の赤坂は「自分が打つしかない」と、内角低めの真っすぐを捉え右前打に。勝ちたい気持ちが前へ前へと体を動かせた。二盗、三盗と好機を広げ、1死三塁から石井匠斗投手(3年)の打球を三塁手が失策。その間に勝ち越しのホームを踏んだ。

海洋技術では4月1日から約2カ月間、ハワイ沖での海洋実習がある。マグロ漁などを経験したが、野球のことは片時も忘れなかった。バット2本とグローブを持参し乗船。朝3時に起床し作業。餌を回収するお昼まで時間が空く。その間は、1人で素振りにゴロ捕球と自主練習した。「波でずっと揺れているので、ゴロを転がしても、真っすぐこない。横に行っちゃったりとか(笑い)。体勢を取るのがキツかったです」。グッと下半身に力を入れ、力強く踏み締める。「ずっと踏ん張っているので、下半身の力がつきました。体幹を強くすることで、打撃は軸で回ることができるようになりました」。大海原を航海しながら、技術を身に付けた。

父卓也さんが横浜港でタグボートの仕事に従事している影響で小さい頃から海に興味があり、釣りが大好き。「父が船に乗っていて楽しそうだったので、俺も船乗りたいと思って」と、将来の夢を「船乗り」に決め、海洋科学への進学を決めた。今も週に2回は金沢八景周辺へ行き、カサゴなどを釣る。魚をさばくのもお手の物。アジは、刺し身、フライ、骨の唐揚げまで。余すことなく調理し家族に振る舞う。

海洋技術中、1度だけハワイに上陸し電波が通じると、すぐに相沢怜監督にSNSでメッセージを送った。「監督、野球がしたいです」。今、野球が楽しくて仕方ない。初戦でも笑顔で全力疾走。チームメートに大きな声をかけ続けた。「やってて良かった。野球って楽しいです」。目標は4回戦進出だ。【保坂淑子】

◆赤坂洸翔(あかさか・ひろと)2008年(平22)9月4日生まれ、神奈川県横浜市出身。蒔田小5年でベイスターズのスクールで野球を始めるが、蒔田中ではテニス部に在籍。海洋科学では2年春にベンチ入り。好きな言葉は「グローブは下から」169センチ、64キロ。右投げ左打ち。

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