<高校野球神奈川大会:東海大相模10-0岸根>◇9日◇2回戦◇大和スタジアム
重圧のかかる初戦のはずなのに、27年ぶりのノーシードから頂点を目指す名門の主将は落ち着きを払っていた。東海大相模主将の安嶋浬久内野手(3年)が4安打2打点の活躍で勝利に貢献し「常にライナー性の低い打球を意識していたことが、こういった形につながった」と振り返った。ショートの守備では6回2死一、二塁からダイビングキャッチでピンチを防いだ。頼れる主将が攻守で躍動し、岸根との初戦を6回コールド勝ち。快勝スタートを切った。
自分の仕事もしながら、後輩への気配りも忘れない。1年生4番の竹内球太内野手には試合前から助言を送り「自分も去年から夏場出させてもらって、夏の緊張感はものすごいものがあります。竹内には『打てなくても、次の打席切り替えて、次の打席で勝負して』と声かけて試合前に臨んでました」と明かす。3打席連続凡退に倒れた竹内が最終打席で7点目の貴重なタイムリーを打てたのも、試合にうまく入れるよう気に懸けてくれる先輩の存在があったに違いない。
今大会は春関東Vの横浜と同じブロックに入った。春3回戦敗退の悔しさを糧に、1から野球を学びなおして勝負の夏へと向かった。次戦以降に向けて安嶋は「簡単にアウトになるイニングもあった中で、次の試合まで少し時間があるのでバッティングをもっと詰める必要がある」。課題を克服しながら、激戦区神奈川のトップへひた走る。