【高校野球】元石川の161センチ4番山田翔太、慶応・志村から唯一の安打 親にも感謝/神奈川

神奈川大会1回戦で慶応からチーム初安打を放った元石川の4番山田翔太内野手。右は母亜矢子さん

<高校野球神奈川大会:慶応10-0元石川(5回コールド)>◇9日◇1回戦◇相模原ギオンベースボールパーク

身長161センチ、体重57キロ。元石川の4番、山田翔太内野手(3年)が慶応からチーム唯一の安打を放った。高校野球の「4番」という言葉から連想される巨漢の長距離砲とは対極にいる。たくさん食べても大きくならない体質だという。誰よりも振り込み、筋トレを続け、昨秋から4番を任されてきた。

チームは4回2死まで無安打だった。ノーヒットノーランの気配さえ漂う緊迫感の中、山田は「小さくてもやれることを見せたい」と打席に立った。慶応・志村の甘く入ったチェンジアップを逃さなかった。鋭く振り抜いた打球が左前で弾んだ。「これまでたくさん打ち込んできたことは間違っていなかった」と充実感を口にした。

スタンドでは父裕治さん(45)が見守っていた。名門・日大藤沢でセンバツ出場経験を持つ。憧れの背中を追いかけてきた。大会前には仕事を早めに切り上げてバッティングセンターで指導してくれた。「小1から12年間、つきっきりで教えてくれて感謝しかない」と涙を拭った。

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