<高校野球神奈川大会:横浜7-0湘南工大付>◇9日◇2回戦◇サーティーフォー保土ケ谷球場
神奈川では連覇を狙う横浜が湘南工大付との初戦に臨み、7-0の7回コールド発進。プロ注目の最速154キロ右腕、織田翔希投手(3年)は初回に左足首付近に打球を当て緊急降板するも、病院での診断結果は打撲と大事には至らなかった。
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今秋のドラフト上位候補の最速154キロ右腕、織田翔希投手(3年)がアクシデントに見舞われた。1回2死から3人目の打者の打球を左足首付近に当て、一塁には送球したものの、その後は足を引きずりながらベンチに戻り、降板。すぐに病院に向かい、打撲と診断され、軽傷に胸をなで下ろした。
試合後、村田浩明監督(39)は「選手たちには織田がいなくてもみんなでカバーして全員野球でやっていくぞ、と話した。織田も安心して。『頼んだぞ』という感じでした」と、チーム状況を説明した。
大黒柱を失っても揺るがない。主将の小野舜友内野手(3年)は「アクシデントがあっても準備はしてきたので動揺なく戦えた」とチームメートへの信頼が支えた。投手陣は練習試合から1球で交代するなど、さまざまなケースを想定し練習を積んできた。
1回2死一塁から緊急登板の林田滉生投手(3年)はブルペンでわずか5球でマウンドに向かったが「燃えました」と心の準備は万全。「相手は織田を想定して真っすぐ狙いだと思ったので、カットが有効でした」と丁寧に打たせてとる投球。4回1/3を投げ福井那留(なる)投手(2年)、小林鉄三郎投手(2年)とつなぎ、3投手で無安打投球。初回、織田への投手強襲内野安打の1安打完封リレー。7回コールドで圧倒した。
「織田がいないからこそ、ここを勝ちきる」と林田。これでチームは県内33連勝。ピンチをチャンスに変える強さを見せつけた初戦だから、言い切れる。横浜が連覇へ向けて好スタートを切った。【保坂淑子】