<高校野球神奈川大会:桐光学園11-0相模原中等>◇11日◇サーティーフォー保土ケ谷球場
今秋のドラフト候補にあがる桐光学園の最速151キロ右腕、林晃成投手(3年)が先発し、3回を1安打無失点、6奪三振で抑え後ろにつなぎ、5回コールドで快勝した。
昨夏、大会後に約40年に渡り監督を務めた野呂雅之監督(65)が退任。その後を継いで監督に就任した天野喜英監督(42)が、夏の初采配を初陣で飾った。
夏の初戦、林はエースとしてチームに勢いをつける投球を見せた。「チームがいいスタートを切れるように、勝利につながるピッチングをしようと思いました」。初回は力強いまっすぐを軸に、3者三振に抑え波に乗った。2回には、2四球から1死満塁のピンチを招くも、冷静に自信のある真っすぐで2者連続三振に仕留めた。
「フォーム修正にメンタル。春から修正してきたことが出ている。満塁になった場面でも焦らず投球できたのは本当良かったと思います」。この試合の最速は146キロながら、春からの成長を、初戦のマウンドで披露した。
この試合を視察したオリックスの岡崎スカウトは「夏の初戦で、先発して狙ったところに投げられていた。身長があって、手足も長い。伸びしろという面で、今後、どう成長していくのか。楽しみな選手」と評価した。
夏の初陣を飾った天野監督は「夏だけでなく、どの勝利もうれしいですよ」と笑みを浮かべた。終盤にはベンチで笑顔を見せながら采配。「緊張する子もいたので。笑ってくれよ、と。打ったのに笑っていないヤツもいたので、もっと笑顔でやってくれよ、というイメージでした」と、若い監督らしく、選手とともに戦った。
「まず一つとれた。桐光学園としての勝利がうれしい」。天野桐光が、12年以来の夏の聖地へ好スタートを切った。