<高校野球大阪大会:香里丘13-0門真西>◇11日◇2回戦◇南港中央球場
敗退チームのドラマにスポットを当てる「胸張ってイイじゃん」を随時掲載し球児たちの奮闘に迫ります。
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登録メンバーは9人。門真西(大阪)磯本怜央内野手(3年)にとっては「単独出場」に意味があった。最後の夏、その願いをかなえた。門真西は22年夏を最後に、今春まで連合チームとして出場。春の登録メンバーは、わずか3人だった。「ずっと集めていて」と必死に勧誘。週5日の練習も、磯本だけは毎回欠かさず行った。その本気に心を動かされた生徒たちが、この夏に向けて徐々に入部。9人そろったのは、メンバー登録締め切り間際の6月後半だった。
連合になれば、スコアボードの名前も、校旗も、校歌も、すべて変わる。試合日までに、試合中でも、体調不良などで1人でも欠けたら試合ができなくなるリスクを背負ってでも、「門真西」として出場したかった。
試合になれば人数関係なく、やるからには勝ちにいった。「(香里丘の岡本が)プロ注目というのも聞いていたんですけど、そんなの関係なしに打って勝ったろかなって。やっぱり悔いしかない」。それでも「初心者も3人おったんですけど、もううまくなっていったんで、このチームでできて本当にうれしかった」。29年の閉校が決まっており、後輩の勧誘も難しく、今夏が本当に最後の可能性も高い。「やりきりました」。強く思い行動すれば、かなう。野球を通じて実感した。【佐藤妙月】