<高校野球神奈川大会:横浜11-0住吉>◇13日◇3回戦◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか
夏連覇を目指す横浜は、住吉に5回コールドで勝利し、県内の連勝記録を「34」に伸ばした。
エースの織田翔希投手(3年)を左足首下付近の打撲で欠く中、背番号10の林田滉生投手(3年)が先発。丁寧に制球された真っすぐと変化球で緩急をつけ、3回1安打無失点で中嶋海人投手(2年)、小林鉄三郎投手(2年)、池田聖摩内野手(3年)とつなぐ完封リレーで勝ちきった。
初戦の湘南工大付で織田が負傷すると、試合後、投手陣のミーティングで「もし織田さんが戻ってこなかったら、俺らでやるしかないよね」と、声をかけ合い、気持ちを引き締めた。小林は「逆に、自分は活躍するチャンスだと捉えました」。それぞれが持ち味を発揮しマウンドをつないだ。ベンチに目を移せば、最前線で大きな声で鼓舞する織田の姿がある。チーム力で、勝利をもぎとった。
織田も、順調に回復し、完全復帰が近い。「骨には全く異常がなかったので、安心しました。」と、翌日から練習を再開。すでに痛みも和らぎ「全く問題なくいけます。(今日も投げようと思えば)いけてます。全然」とアピール。村田浩明監督(39)も「本当におかげ様で『もう大丈夫』ということだったので、『今日投げさせようかな』ぐらいの気持ちでした。でも、小林も池田も『投げたい』ということだったので」と、継投を決意した。
ベンチから見る景色から、学びを得た。織田は「エースとしての立場から見ると、すごく心強い。頼もしいピッチャー陣だなと思いました。“織田翔希”として見たら、林田も、哲(小林)も中島も、自分に持ってないものをたくさん持っている。吸収するところもたくさんありました」。ライバルたちの輪に早く戻りたい。はやる気持ちをグッと抑えた。「まだ、次の試合か、その次の試合か…まだわからない。与えられた試合でしっかり役割を全うしたいと思います」と、前を向いた。
この日、東海大相模も茅ケ崎に5-1で勝利。16日の4回戦は、横浜-東海大相模(9時・保土ケ谷)となった。昨年の決勝戦のカードが、早くも実現する。村田監督は「うちはうちの野球をやっていく、という中で、東海大相模がいて、我々も成長できています。お互いにリスペクトし合えるような素晴らしい試合になったらいいな、と思います」と、好ゲームを期待した。