<高校野球西東京大会:佼成学園8-1国立>◇13日◇2回戦◇スリーボンドスタジアム八王子
春季東京都大会4強で第2シードの佼成学園が、盤石の試合運びで初戦を突破した。
先発を任されたのは、公式戦初先発となる門間詠生(えいき)投手(3年)。春の東京都大会では1イニングの登板のみにとどまった左腕は、3日前に先発を告げられた。「なんとなく自分だなと思っていたので、やってやろうという気持ちでマウンドに上がりました」。初先発とは思えない落ち着いた投球で、6回途中5安打1失点。最速141キロの直球を軸に、カーブ、スライダー、チェンジアップを織り交ぜ、国立打線を封じた。
入学当初は外野手だったが、「1年生の冬に監督へ『ピッチャーをやりたいです』と伝えました」と自ら志願。体重も10キロ増やし、球速を大きく伸ばした。今ではチームに欠かせない投手へと成長し、藤田直毅監督(63)も「ボールも本当にいいし、一番伸びた投手なんじゃないかな」と目を細めた。
打線は高校通算40本塁打を誇る中村慈胤(じいん)内野手(3年)が初回、2死二塁から左翼線への適時二塁打を放ち先制。「夏の初戦が怖いというのも知っているので、先制できて良かったです」と自慢のバットでチームに勢いをもたらした。52年ぶりの甲子園出場を目指す佼成学園は投打がかみ合いシード校の実力を発揮した。