<高校野球神奈川大会:相模原3-2日大>◇13日◇3回戦◇横須賀スタジアム
日大が延長10回タイブレークの末、相模原に敗れた。DeNA村田修一2軍監督(45)の次男・村田凰晟(こうせい)内野手(2年)は「5番三塁」で先発出場も3打数無安打。今大会で快音を響かせることはできず、3年生との夏に別れを告げた。
「ヒットを1本も打ててなくて、背番号をもらってない先輩方に申し訳ない思いでいっぱいです。もっと3年生と野球がしたかったです」
悔し涙と先輩たちへの思いがあふれた。4回2死一、二塁のピンチ。自らタイムをかけ「あの場面で1点でも取られたら、ベンチもスタンドの雰囲気も落ちてしまう」と仲間を鼓舞するために、マウンドへ向かった。次打者を右飛に抑えて、この回無失点。1日でも長い夏を過ごすために、全力を尽くした。
この日は父の村田2軍監督も観戦に訪れ、バックネット裏から勇姿を見届けた。4回1死一、三塁。日大高はエンドランを仕掛けたが、打者の凰晟は空振りをした際にバッターボックスからはみ出し、捕手の送球を妨げたとして守備妨害をとられた。
このプレーに対して、村田2軍監督は「それも経験しないと分からないこと。そういう経験を糧に、また野球人として大きくなってもらいたい。高校野球でしか学べないこと、人として成長できるように取り組んでいってもらいたい」。父として、一野球人としてエールを送った。
来年の夏にリベンジを期す。「僕たちは、先輩方の背中見て育ってきた。その背中を追って、越せるように。来年の夏はもっと勝ち上がれるように頑張りたいと思います」と凰晟。涙を拭い、前を向いた。