【高校野球】上尾、42年ぶり夏の甲子園へ4回戦進出 辻岡瑛人153球熱投完投/埼玉

上尾対細田学園 細田学園に勝利し校歌を歌う上尾の選手たち(撮影・小島史椰)

<高校野球埼玉大会:上尾4-2細田学園>◇14日◇3回戦◇大宮公園野球場

42年ぶりの夏の甲子園出場を目指す上尾が、細田学園との接戦を4-2で制し、4回戦進出を決めた。

試合は4回まで両校無得点の緊迫した展開。均衡を破ったのは5回2死三塁だった。9番・橋本和武内野手(2年)が右翼線を破る適時三塁打を放ち、待望の先制点を奪うと、その後も着実に加点して主導権を握った。

投げては先発・辻岡瑛人投手(3年)が力投を見せた。8回に2点を失ったものの、9回を7安打8奪三振、3四球、2失点。153球を投げ抜き、完投勝利を飾った。

辻岡は「試合前に高野監督から『自分のピッチングに自信を持て』と言われ、その言葉が心に響きました。最後まで自分のパフォーマンスを落とさず、粘り強く投げ切れたと思います」と充実の表情を浮かべた。

高野和樹監督(59)は、組み合わせが決まった時から「1、2点差の死闘になる。どちらが勝つか分からないが、最後は気持ちで上回ろう」と選手たちに伝え続けてきた。その言葉通り、最後の1球まで気の抜けない熱戦を制し、「細田学園さんの魂を感じた。本当に素晴らしい試合だった」と激闘を振り返り、相手をたたえた。

上尾は昨秋の県大会で公立校唯一の4強入りを果たし、今春センバツの21世紀枠埼玉県推薦校にも選出された。1970~80年代には埼玉高校野球を牽引(けんいん)し、春夏通算7度の甲子園出場を誇る伝統校。1984年夏の甲子園出場メンバーでもある高野監督の下、42年ぶりの夏の甲子園へ、一歩ずつ歩みを進めている。【会田京叶】

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