<高校野球神奈川大会:横須賀工10-11磯子工>◇14日◇3回戦◇サーティーフォー保土ケ谷球場
磯子工が土壇場の9回裏に3点差をひっくり返し、劇的なサヨナラ勝ちを決めた。立役者は、今年から導入された指名打者(DH)制で4番に座る角田三蒔郎(3年)だった。
無死満塁から「高めのストレートをフルスイングした」と鋭く振り抜いた打球は右翼へと転がり、走者一掃の同点三塁打に。180センチ、105キロの巨体を揺らし三塁を陥れた。「後悔のないようにいった。信じられない、夢みたいです。一生懸命走りました」と声を弾ませた。
夏バテとは無縁のタフネスぶりを誇る。最近は「体が重く感じるので」と、丼飯を3~4杯から1~2杯に減らしている。最終学年で導入されたDH制については「運命かなと思った。自分に役割ができたのがうれしかった」と意気に感じ、期待通りのひと振りを見せた。この一打が呼び水となり、後続のサヨナラ犠飛で激戦に終止符を打った。
チームにとっては12年の16強以来14年ぶりとなる4回戦進出となる。「あと2つ勝ちたい」と、チーム初となるベスト8進出を見据えた。