【高校野球】履正社が投手戦タイブレーク制し3回戦突破/大阪

関西創価戦に先発した履正社・木村颯(撮影・佐藤妙月)

<高校野球大阪大会:履正社2-1関西創価>◇18日◇3回戦◇大阪シティ信用金庫スタジアム

履正社が延長タイブレークを制して3回戦を突破した。

プロ注目エース同士の投げ合いとなった一戦。最速148キロ右腕・木村颯投手(3年)が2回戦(千里青雲)に続いて先発した。毎回走者を許すも要所を締め10回1失点。序盤は硬めのグラウンドに対してうまく合わせられず少し苦しむ場面もあったが、徐々に感覚をつかんだ。「途中から意識を変えて、足着くまで低進していくイメージで投げていったら調整できました。まっすぐで押していけたのが良かったと思います」。140球の熱投には「そこまで疲労感っていうのはないです。3回の時点で50球近く投げてたんで、もう200球ぐらい投げるつもりでやってました」と笑顔で振り返った。

木村の投球を見ようと、バックネット裏にはNPBスカウト6球団が訪れた。スカウトガンではこの日最速145キロを記録。中日の清水昭信スカウト(42)は「球は走っている。ちょっと抜け球があったりするが粘り強く投げられている。先発投手としてゲーム作りというか、仕事は果たしている。さすがエースって感じ」と評価した。

相手先発も今春ドラフト候補の関西創価・那須英翔投手(3年)。投げ合いには「やっぱ安定してるんで簡単に打ち崩せないピッチャー。こういう打てない日はピッチャーが頑張らないといけない。どれだけ我慢強く投げられるかずっと意識していました」。

打線はお互いに序盤の1点のみでそのまま試合が進み、9回で決まらずそのまま延長タイブレークに突入。10回表を無失点で切り抜けると、その裏の無死一、二塁から先頭が二塁への内野安打で無死満塁とすると、9番城間煌陽内野手(2年)が適時中前打を放ち、サヨナラ勝利となった。

17日の4回戦以降再抽選で大院大高、春準Vの関大北陽など強豪校がひしめくブロックに入った履正社。組み合わせを見たときは「『なんやこれは』とびっくりしました(笑い)」と驚きを隠せず。それでも「その中でも勝っていかないと甲子園も勝てないと思っているので一気に気合入りました」と一戦必勝で山を超えていく。

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