【高校野球】横手エース佐藤宙斗、4試合目の完投で聖地引き寄せた「1人で投げ抜くぞと」/秋田

大曲工対横手 優勝を決め、チームメートに胴上げされる横手・佐藤宙斗(撮影・江口和貴)

<高校野球秋田大会:横手7-1大曲工>◇21日◇決勝◇こまちスタジアム

横手が1969年(昭44)以来、57年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めた。

先発のマウンドに上がったエース佐藤宙斗投手(3年)が9回117球、4安打1失点12奪三振の力投で頂点に導いた。

大曲工対策で投じたスライダーを軸とした変化球と、持ち前の制球力を生かしながらバットに空を切らせた。背番号1は「この1勝を絶対につかみ取りたいと、この大会を通して実力のある高校さんに対しても自分1人で投げてきたので、決勝も自分1人で投げ抜くぞと思っていました」。

初戦金足農戦の102球完投から始まり、5試合中4試合を完投。今大会を通し39イニングを投げ5失点と気迫の力投で聖地をたぐり寄せた。

スタンドでは父・昭太さん(45)、母・亮子さん(46)も息子の勇姿を見届けた。27年前に同校の背番号1としてマウンドに立っていた昭太さんは「入学当初から比べたら考えられないくらい、本当にいい指導者、先輩後輩に恵まれて地道にやってきた結果だなと思います」。県外への野球留学も考えていたという息子に「寮のご飯よりいいもの作るから、自宅から通って」と食生活を支えてきた亮子さんも「段々様になってきた姿がかっこいいなと思って見ていました」とほほえんだ。

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