【高校野球】慶応あと1人からサヨナラ勝ち 殊勲の大棒琉雅「野球人生でも最高の瞬間」/神奈川

立花学園対慶応 10回裏慶応2死二、三塁、サヨナラ適時打を放つ大棒琉雅(撮影・小島史椰)

<高校野球神奈川大会:慶応5-4立花学園>◇21日◇準々決勝◇横浜スタジアム

慶応がここぞの勝負強さで延長10回サヨナラ勝ち。甲子園優勝の23年以来となる4強進出を決めた。

3-3で延長タイブレークに突入。先攻の立花学園に1死二、三塁から遊ゴロの間に1点を先取されたが、森林貴彦監督(53)の「(前進守備を敷いて)2点の方が厳しい。1点だったらあげてやる」という考えのもと、チームに焦りはなかった。

10回裏、犠打で1死二、三塁と走者を進めると、三振で2死。4番の大棒(だいぼう)琉雅外野手(3年)に打席がまわってきた。「最後の打者になるかもしれない」という怖さもあったが、23年世代以来、チームに定着したメンタルトレーニングの成果で切り替えた。大棒は「ここで打ったらヒーロー」と打席に入り、カットボールを中前にはじき返した。

二塁走者が生還してのサヨナラに「野球人生の中でも最高の瞬間でした」と喜びを隠さず。森林監督も「今日みたいな場面を彼(大棒)に任せるのがうちとしてはいい形」と信頼する4番が試合を決めた。

夏の横浜スタジアムでの勝利は、23年の神奈川大会決勝以来。24日の準決勝は、当時の相手、横浜と激突する。大棒は「慶応に来たときから絶対倒さなきゃいけないと思っていた」と闘志を燃やした。【服部航大】

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