<高校野球埼玉大会:秀明英光0-10浦和学院(5回コールド)>◇22日◇準々決勝◇県営大宮球場
3年ぶり甲子園を目指す浦和学院が、投打で秀明英光を圧倒し、5回コールドで4強進出を決めた。
初回2死一塁から、4番内藤蒼捕手(3年)が先制2ランを放ち、試合を優位に進めた。今秋ドラフト候補の内藤は、今春の関東大会以来となる通算12号。「2ストライクからはカーブが多いというデータがあった。まっすぐが来て打てなくてもいいと割り切った」。狙い通りのカーブをややこすり気味で捉え左飛かと思われたが、フルスイングしたことで最後にひと伸びしてスタンドイン。森大監督(35)は「先制が欲しいところで決めてくれた。ナイスゲームだった」と目を細めた。
投げては、関東大会以来約2カ月ぶりの先発となった2年生左腕・佐々木蓮也投手が、5回1安打無失点、5奪三振と力投。最高気温38度の酷暑をものともせず、力強いフォームから144キロ直球、カーブ、チェンジアップ、スライダーを投げ分けた。試合後は「守りに入ってしまった」と先頭打者に四球を与えたことを悔やんだ。だが、4回のマウンドに上がる際、森監督から「自分らしくない、楽しめていないぞ。お前は秋以降もチームを背負う左の投手だ。小島(ロッテ)や宮城(早大)に匹敵する素材なんだから、堂々と投げてこい」とハッパを掛けられた。
これで目が覚めた。4回からフォームをノーワインドアップへと変更。「楽しもう」と切り替えたことでストレートと変化球のコンビネーションがさえ渡り、秀明英光打線を寄せ付けなかった。
森監督は「まだムラはあるが、それも含めて浦学の左らしい投手。しっかり投げきってくれたのは次につながる」と目を細めた。佐々木は「今日の投手は40点。まだまだです。準決勝、決勝に向けてしっかり修正したい」と話した。甲子園まであと2勝だ。