【高校野球】花咲徳栄4強 シャーベット状の飲料水導入など徹底した熱中症対策で選手躍動/埼玉

<高校野球埼玉大会:花咲徳栄9-2川口市立>◇22日◇準々決勝◇県営大宮球場 花咲徳栄の岩井監督は試合後取材に応じる

<高校野球埼玉大会:花咲徳栄9-2川口市立>◇22日◇準々決勝◇県営大宮球場

春夏連続の甲子園出場を狙う花咲徳栄が、4強進出を決めた。最高気温38度という過暑の中、今大会初先発の古賀夏音樹(なおき)投手(2年)が8回を7安打2失点と粘投した。6回に1死満塁のピンチを招くも、後続を直球とスプリットのコンビネーションで凡退に仕留めた。

暑さの中で選手たちが躍動できた背景には、徹底した熱中症対策があった。岩井隆監督(56)は「一番勉強した」と医学的、科学的な知見を取り入れた。試合中は、ベンチ裏で冷たいタオルで首元を冷やすだけでなく、体内から深部体温を下げるためにシャーベット状の飲料水を導入。選手たちのパフォーマンス低下や足がつるトラブルを未然に防いだ。

さらに徹底しているのが、日常の水分、糖分管理だ。岩井監督は「夏イコールスポーツドリンクというイメージがあるが、グラウンド上ではスポーツドリンクの過剰摂取はさせない」と話した。

運動中の過度な糖分摂取は血糖値を急上昇させ、かえって疲労感を招くという。グラウンド上での飲料をミネラルの多い麦茶や水、クエン酸などを補給できる黒酢のみに制限。寮生活でも糖質をコントロールすることで、猛暑に耐えうる体を作り上げた。

古賀投手も試合後「熱すぎると目の前しか見えなくなる。意識して周りを見て、声をかけた。水分も飲みすぎると体が重くなるので、OS-1などを少しずつ口にするよう心がけた」と、自己管理の意識の高さで8回まで好投した。これで春夏連続の甲子園まであと2勝。岩井監督は「ここからは気持ちの勝負」と語気を強めた。

【高校野球】帝京三-東海大甲府 青森は青森山田がタイブレーク制し13度目V/速報中