<高校野球青森大会:青森山田5-4弘前学院聖愛>◇22日◇決勝◇はるか夢球場
青森山田が弘前学院聖愛に逆転勝利で2年ぶり、13度目の夏の甲子園切符をつかんだ。
序盤からリードを奪われるも、執念を見せた。1-4の7回。坂本陸内野手(3年)の左前打で1点を返すと、さらに2死一、二塁から稲見抱夢(ほうむ)内野手(2年)が同点の2点適時打。「先輩たちの夏をまだまだ終わらせたくなかった」とこの日3安打と躍動した。
2番手で7回1/3を1失点と力投したエース川久保昂直投手(3年)が流れをつくり、迎えた延長タイブレーク10回。1死満塁から田中煌士外野手(3年)が右翼へ犠飛を放ちサヨナラで試合を決めた。
昨夏準決勝で敗れた因縁の相手に雪辱を果たし、王座奪還。新チーム結成時は「決して強くないチーム」と兜森崇朗監督(46)から評された。昨夏もベンチ入りしていた田中は「最初は悔しくて。でも、諦めなかった」。凡事徹底から練習メニューひとつひとつまで、取り組む意識を高めてきた。ナインの成長に目を細めながら指揮官は「昨年の負けを肥やしにして、つかんだ勝利です」とうなずきながら「今日の午後から練習します」と喜びに浸ることなく引き締めた。
◆青森山田 1918年(大7)創立の私立校。生徒数は1080人。サッカー、卓球、バドミントンなどで全国優勝経験がある。野球部は54年創部で、部員数は77人。主なOBは阪神木浪聖也、巨人堀田賢慎ら。甲子園は春4度、夏13度目の出場。青森市青葉3の13の40。花田惇校長。