<高校野球神奈川大会:慶応0-4横浜>◇24日◇準決勝◇横浜スタジアム
横浜がノーヒットノーランリレーをあと1死で逃したが、2年連続甲子園出場に王手をかけた。ドラフト上位候補の織田翔希投手(3年)が157キロを連発し、6回まで無安打無失点、5奪三振と慶応打線を圧倒した。7回に足がつったところで降板。2番手の小林鉄三郎投手(2年)も150キロをマークするなど力のある投球で慶応打線を封じ、継投で無安打無得点リレーに近づいたが、9回2死に初安打を許した。
炎天下の横浜スタジアムで、織田は初回からエンジン全開だった。先頭の矢口翔大外野手(2年)への4球目、電光掲示板に表示されたのは自己最速を2キロ更新する「156キロ」。場内がどよめきに包まれる中、矢口を空振り三振に仕留めると、続く打者も空振り。最後は慶応の二刀流選手・湯本琢心投手(2年)をボテボテの投ゴロに打ち取り、最高の立ち上がりを見せた。
ギアはさらに上がる。2回2死無走者、慶応・八百板直内野手(3年)への初球に、今度は自己最速を3キロ更新する「157キロ」を計測。左飛に打ち取った1球でも再び157キロをマークし、スタンドから大きな拍手が沸き起こった。
アクシデントも動じなかった。5回。マウンドに上がりかけたが、やや足をひきずるしぐさを見せていったんベンチへ下がった。6分間の治療を経て、再びグラウンドへ戻ると、心配を感じ刺せない力投を見せた。連続四球を与えたが、最速155キロと球速は衰えず、後続を左飛、右飛に打ち取って無失点で切り抜けた。さらに6回には三者連続三振と力を見せつけた。
両チームの対戦は、慶応が全国制覇を果たした23年夏の神奈川大会決勝以来だった。見事にリベンジを果たし、チームの公式戦連勝を38に伸ばした。